社会を動かすのは、“人”。環境への想いが導いたスキルアップNeXtでの挑戦

M.Nさんは長くセールスの仕事をされていたと聞きました。これまでのキャリアを教えてください。
大学在学中に始めた太陽光発電設備などの訪問販売がキャリアのスタートです。
新築住宅地を一軒一軒訪問し、エコ商品の説明を行っていました。
1日に100軒ほど回り、何件かは翌週に再訪問し、約2時間かけてじっくりご提案を行うという、かなり地道な営業スタイルでした。
一契約で300万円の売上を作ることもありましたし、フルコミッション制だったので、成果がそのまま報酬に直結する点にもやりがいを感じていました。
その後、友人と共に広告業界向けの生成AIサービスの会社を起業しました。しかし、なかなかうまくいかず、非常に大変でした。
起業の後は、スキルアップNeXtに入社する前に、CO2排出量見える化サービスの営業も経験しました。
そして、スキルアップNeXtに入社。どんなきっかけや考えがあったのでしょうか。
転職サイトで求人を見つけたのが最初のきっかけです。子どもの頃から温暖化や環境問題に関心があり、「将来の子どもや孫に良い環境を残したい」という想いを持ち続けていました。
前職までは目の前のお客様に一対一で価値を届ける仕事でしたが、GX人材育成はもっと広範な社会への影響力があります。どれだけ優れた機器やサービスを導入しても、それを動かすのは結局『人』です。例えば、大きな船を進めるには、一人でオールを漕ぐよりも、多くの漕ぎ手が力を合わせた方が速く、遠くへ進めます。GXも同じで、それを推進する“人”という漕ぎ手を増やし、育てていくことで、社会全体の変化が加速していくはずだ――。
自分が関わることで、そうした「漕ぎ手」を増やしていける仕事に魅力を感じ、スキルアップNeXtを選びました。
GX人材育成業界をリードするポジションから、お客様のGXに長期的視野で伴走する、それを実現できる環境

現在の業務内容について教えてください。
現在の仕事は、主に大手企業のGX・SX人材育成を伴走支援することです。サステナビリティ推進室や経営企画の方々からGX・SX推進の方針をヒアリングし、それに基づいてニーズに合った研修や検定プログラムを提案しています。
私が関わった大手製造業様とのプロジェクトでは、全社レベルでのGX教育を伴走支援していて、多くの社員の方にGX入門講座とGX検定ベーシックを受けていただきました。その成果が出て「来年も継続したい」という声をいただいたときは、嬉しかったです。
また、スキルアップNeXtは経済産業省が主導する「GXリーグ」内のワーキンググループ「GX人材市場創造WG」において、GXスキル標準を策定しました。GXスキル標準とは、GXに関する知識やリテラシー、推進に必要な人材、役割、スキルを定義・標準化したもので、GX人材育成のための指針となります。
そのため、GXスキル標準を活用してカスタマイズした人材育成の伴走支援が可能です。

GXスキル標準を活用してカスタマイズした人材育成の伴走支援の例
NTTドコモ社事例
「攻めのGX」でビジネスチャンスを拡大。「GXスキル標準」に準拠することで、実践的な専門スキルを習得できるプログラムをいち早く構築できた
https://green-transformation.jp/success_stories/ntt-docomo/
1日のスケジュールを教えてください
M.Nさん1日のスケジュール例
9:00~9:30 始業準備(メールチェック、1日のタスク確認)
9:30~12:00 顧客とオンライン商談や提案資料の作成
12:00~13:00 ランチ、簡単な家事や休憩
13:00~14:00 顧客とオンライン商談や提案資料の作成
14:00~17:00 架電・メール対応
17:00~18:00 社内オンラインミーティング
18:00~18:30 明日のタスクを整理して業務終了
18:30~ プライベートな時間(趣味、自己学習、筋トレなど)
商談のほとんどがオンラインになったため、今はリモートワークが中心です。通勤時間を他の業務に充てられるようになり、とても効率的に働けています。
一方で、リモートでも出社でも、ランチは毎日同じ時間にとるようにして、生活のリズムを崩さないように心がけています。
だからこそ出社した時は、社内の連携を大切にしたいので、部活動に参加するなど同僚と関わる機会を意識的に増やしています。顔を合わせて話す時間は、純粋に楽しいですから。
仕事で大事にしていることは何ですか?
一緒に提案をしている代表の田原から学んだことですが、常に「クライアントに寄り添う」ことです。クライアントの理想や課題を一緒に描きながら、最適なソリューションを提案していくことを大切にしています。
研修の要望を聞くだけでなく、その背景にある組織課題を深掘りし、別の講座を提案することもあります。また、3カ年計画など長期的な視点での人材育成計画をクライアントと一緒に作り上げていくことを大切にしています。
スキルアップNeXtならではの良さを感じたことはありますか?
まず、当社が業界全体のルール作りをリードする、非常に戦略的なポジションにいることです。例えば、環境省認定の『GX検定』や、経産省も関わる『GXスキル標準』の策定を主導しており、国の機関と共に公的な基準を作る最前線にいます。経産省の「GXリーグ」でワーキンググループのリーダーを務めているのも、その象徴ですね。
こうした業界の最前線にいるからこそ、社内にも知見と経験が豊富なメンバーが集まっています。リーダーの田原を始め、専門家から日々多くのことを学べるのは、当社ならではの環境です。
私自身、入社1年未満ですが、責任ある案件を任せてもらえ、日々成長を実感できています。特に田原はミスを責めるのではなく、次にどうすればいいかを一緒に考えてくれるので、安心して挑戦できます。この心理的安全性も、当社の大きな魅力だと思います。
自分の成長がGXの推進になる「広げる喜び」

入社後、どんなスキルアップを実感しましたか?
日々成長を実感しています。BtoCの経験が長かったため、法人営業特有の言葉遣いや提案の進め方には当初苦労しましたが、今では社長や上司から「成長したね」と声をかけてもらえるようになりました。
また、責任ある案件を任せてもらえること自体が、大きなやりがいです。提案資料の質、コミュニケーションの取り方、ヒアリングの方法など、業務を通じて学ぶことは尽きず、毎日新しい知識を吸収している感覚です。
また、過去の訪問販売で培った「引きずらず、次にどう活かすか」という思考も、今の業務に役立っていると感じます。困難な状況でもポジティブに切り替えて取り組む姿勢が、成長を後押ししてくれているのだと思います。
初めての受注について教えてください。
展示会経由のお問い合わせから受注に至った、数十万円規模の案件です。当時はまだ自ら提案を練り上げたというより、お客様の要望に丁寧に応える形でしたが、初受注の達成感はやはり特別でしたね。
金額の大小以上に、この仕事には大きな価値があると感じています。一つの受注が、その企業だけでなく社会全体のGX推進に繋がっていく。その影響力の「大きさ」こそが、この仕事ならではのやりがいになっています。
仕事を通して嬉しかったことはありますか?
一人で提案した案件で受注をした時は、やはりとても嬉しかったです。製造業のお客様の案件で、当初10名ほどでスタートしました。しかし、より多くの方に受講いただくべきだと考え、提案を続けた結果、最終的には100名規模にまで拡大することができました。この成果を得るまでには4ヶ月を要しましたが、自分の営業活動が直接結果につながったものなので、非常に喜びを感じました。
また、担当している大手クライアントから「来年度も継続して取り組みたい」というお話を聞いた時も、とても嬉しかったです。やってきたことが評価され、継続的に価値を提供できている実感が得られました。こちらは長期的に数千名規模になっていく予定です。
こうした成果はもちろん嬉しいですが、それ以上にクライアントと一緒に理想を描き、伴走支援をしていく中で少しずつ信頼を築いていること自体に大きな喜びを感じています。
「下を向いている暇はない」前向きなマインドセットでGXに挑戦しよう

今後、どのようなキャリアを実現したいですか?
GX分野において、今より専門性を高め、事業を推進できる人材となることです。現在は外部から企業のGX推進を支援する立場ですが、いずれは社内外を問わず、根源に近いところからGXを推進できる存在になりたいと思っています。
今後はさらに踏み込んだ提案やカスタマイズ研修を自ら企画し、長期にわたって伴走支援していきたいと考えています。
将来的には、マネジメントやチームリーダーの役割も担いながら、自分の成長がチーム全体や企業のGX推進に貢献できるようになりたいです。
GXは今後ますます重要な領域になるため、最先端の知見を吸収し続け、専門性も深めていきたいです。
どんな人と一緒に働きたいと思いますか?
まず「レスポンスが早い人」が良いですね。業務が多岐にわたるため、コミュニケーションのスピードが仕事の質に直結します。
そして「前向きな人」です。私もそうですが、困難な状況でもポジティブに捉えて、前を向いて進めるマインドが大切だと思います。
ちなみに、私の好きな漫画『ハイキュー!!』の登場人物・田中龍之介の「ところで平凡な俺よ 下を向いている暇は あるのか」「できるまでやれば できる」というセリフには、いつも励まされています。そんな粘り強さとポジティブさを持った人と一緒に働けたら嬉しいです。
スキルアップNeXtでは現在、GX事業のコンサルタント(フィールドセールス)のポジションを募集しています。入社時にGX領域の知識がなくても構いませんので、まだまだ導入期の市場とともに、一緒に成長していきませんか。ご関心のある方は、以下のリンクより詳細をご覧ください。
